購入後、それなりに乗ったことなので、
感想や気になったことを書き連ねる。
色々不満もあるが、それでもGSが好き!
・購入のキッカケ
・維持費
・F800GSA_インプレ
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|- 調整できないブレーキペダル
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|- カウルの塗装がチープ
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|- サイドスタンドは、長すぎて短い
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|- 風防性能高し。代償として、夏暑い
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|- 覚悟していたが、やっぱり足つき悪い
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|- やっぱり必要な屈伸運動
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|- 力強い、低回転時のトル...ク.......?
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|- なるほど。考えられているガード類
・購入のキッカケ
私の場合、F800GSAdventureが人生で2台目のバイクとなる。
なぜこれにしたかというと、1台目の時に、自分のバイクの使い方が確立し、
どういうバイクが適しているのかを検討した結果である。
購入時に決め手となった項目は、以下の3つである。
・ロングツーリング性能(カウリング、航続距離、積載性)
・写真が好きで、いろいろな場所に行くが、決してオンロードだけではない→そのうちオフロード自体に興味を持つ
・Long Way Roundをはじめとした、メーカーの冒険PR活動にまんまと載せられたw。GSカッコイイを植え付けられたww
ホントは、ボクサーエンジンに憧れもあり、スタイリングも一番気にっていたのは、
R1200GSADVENTUREであった。
しかし、あの重量を考えると、躊躇せざる得ない。例えまっ平らな場所で、
引き起こしできても、実際コケるところは、
決まって傾いてたり、
足場が悪かったりするものである。そんな悪条件でも1人で引き起こせることが、
そのバイクに乗る
資格ではないかと思い、候補から外すこととなった。
まぁF800GSAdventureなら、大丈夫って確証はなかったが。
では、ADVENTUREでない、R1200GSはどうか。重量的にはだいぶ軽くなっている。
しかし、実車を見て思ったが、賑やかなマフラーとハンドルの振動。
正直、これじゃないかなっという感想だ。
今度はG、Fシリーズに目をやってみる。
G650。今までシングル乗ってきたこともあり、ツインに乗ってみたいなということと、これならNC700Xでもいいかな。
F700GS。正直ありだと思った。F800GSは、本格的すぎるのだ。
一般ユースであれば、チューブよりチューブレスのほうが、修理が楽だし。
そして、あの最低地上高を活かせるような場所に行くのかと言われれば、恐らく行かないだろう。
それだったら、シート高を落として足付き改善ということは、
私の使い方にマッチしている。
F700GSにほぼ決まっていた所に、F800GSAdventureの発表であった。
使い方を考えれば、現実的にはF700GSの方がいいことは明らかであったが、
F700GSには、純正のアルミパニアがつかないこと、
(純正アルミパニアに憧れがあった)
やっぱりF800GSADVENTUREのほうがカッコイイ。
そして、元々つけようとしていたオプションが色々付いて、
お値段も頑張ってるみたいだし、
ということで、F800GSADVENTUREの購入に至った。
結局は、実用性はF700GSなのは間違いないが、
バイクなんて所詮趣味の話。カッコイイのに乗ればいいじゃない。
(KTM 990 LC8 ADVENTUREにも興味はあったが、
やはりあのスタイル(顔)が好みじゃなかった。
そして、Long Way Roundで明らかに、
KTMの株が下がったのは間違いない。)
・維持費
これは気になることだろう。私も社会人2年目のぺーぺーであり、当然そんな所得が高いわけではない。
私の大学の友人がF800GSに乗っており、まぁどうにかなるよ、ということは聞いていたので、
そんなもんなのかな、と思い、バイクを買ってしまった。正直、維持費がどの程度かかるかはまだわからない。
ただこれまでに感じたことは、
・オイルフィルターとドレンワッシャーで、約2000円の部品代
これって普通の金額ですよね。BMWは高いってイメージだが、それは話を盛られすぎただけでは?と感じた。
・クラッチレバー、なんと13000円の部品代
立ちごけしてクラッチレバーが折れてしまい、TELで部品注文、後日取りに行ったら、13000円と言われ、
電話で間違ったもの注文してしまったかと思った。クラッチレバーといえば3000円ぐらいの感覚でしたが、桁違い。
財布に持ち合わせがあったので、なんとか支払出来ましたが、無ければ恥かくとこでした。
しかし高いのには理由があります。
普通のレバーはレバー単体ですが、F800GSAは、クラッチレバーの開度を調整する機構があり、
レバーが折れると、その辺をアッセンブリ交換となるのです。
壊れやすとこなんだから、もっと工夫してよとは思います。それにしても、高すぎ。
もっと高価な場所を壊した時を考えると、怖いですね。結論は、全てが高いわけではない。(意味深)
・F800GSA_インプレ
近頃、ぐっと寒くなり、バイクの冬眠季節を目前にしているわけだが、ここら辺で、インプレッションを書きたいと思う。
F800GSAを購入してから3ヶ月半、走行距離にして7500kmぐらいでの時点での感想である。
その前に、F800GSAが2台目のバイクであるが、1台目について触れておく。
1台目のバイクとは、YAMAHAのYBR125である。2台目でだいぶグレードアップしたこととなる。
YBR125の簡単なスペックは、以下の様になっている。
・4スト、125cc単気筒。9.6PS
・5MT
・シート高780mm
・車重125kg
F800GSと比較するのも何だが、私の感覚基準がYBR125であることに注意願いたい。
では、F800GSAdventureであるが、最初の感想は、でかい、重い、足が届かない、すごいパワー。この4つに限る。
そんなことは買う前から分かるわとツッコまれそうだが。。。
エンジン
レスポンスは、確かに過敏であるように感じたが、最近は割と慣れてきた。
また、5000rpmぐらいから、振動がより一層大きくなるように感じる。
購入当初は、エンジンがグイグイ走行ペースを引っ張っていく感じで、
そんなに早く走りたい訳ではないのに、どんどんスピードが出てしまっていた。
高速の80km/h制限区間は、覆面に注意しましょうね。そういうことですw
しかし、慣れればそんなことはありません。
坂道だろうが何だろうが、意のままの走りをすることができます。
問題なのは、極低回転時のトルクの無さ。
教習所のCB750の感じと全然違います。
800ccのツインなんて、さぞトルクフルなエンジンなんだろうと思っていると、
エンスト立ちごけ喰らいます。
詳細は、力強い、低回転時のトル...ク.......?にて。
サスペンション
最初はガチガチに感じたが、1000~2000kmぐらいでだいぶ馴染んで来るようだ。
またこのF800GSアドベンチャーには、ESAが装着されている。
選べるモードは、NORMAL、SPEED、COMFORTの3つであり、選んだモードにより、リアサスの挙動が変わる。
高速を走っていると、NORMAL状態だと、フワフワ感が否めない。
そこで、SPEEDにすると、足がしっかりして、車体が安定するのがはっきり分かる。
無くても困らないが、あればなお良いという感じ。
変に電子制御して、壊れた時に高く付くなんてことにならないことを祈るばかりである。
ミッション
ギアの減速比には不満が残る。オフロード走行時、例のごとく、極低速トルクが薄いため、
少し回して走りたいが、回すと速すぎてしまう。
やはり、フラットダートを駆けることを前提にしているためか、日本のようなRのきつい林道には、合ってないんだと思う。
(自分が下手くそなだけかもしれないが)
また、高速道路では、6速が短すぎて、エンジン回り過ぎと感じる。
それと、クラッチレバーの重さはどうにかしてもらいたい。
R1200GSは不自然なほどクラッチレバーが軽いのに、クラッチ容量が少ないと思われる、
F800GSのほうが、なぜこんなにクラッチが重いのか。長距離を走るのに、この重さは辛い。
ポジション
他の人のインプレにもよく書かれているが、やはりハンドルは気持ち遠く感じる。
そのために、少し前に座ると、シートの厚みが減るのか、おしりが痛くなりやすい。
また、シートであるが、F800GSに比べ、だいぶ柔らかくなっている。
F800GSの試乗をした時は、だいぶ硬い印象だったが、ADVは程々でいい感じ。
スタンディングでの走行も考えられているため、スタンディングに違和感がない。
その弊害だろうが、着座時の膝の曲がりは、思ってたほどキツくなっている。
詳細は、やっぱり必要な屈伸運動にて。
大まかなインプレッションはこのぐらいにして、その他、気になる項目は、以下となります。
・調整できないブレーキペダル
購入検討時に、実車に跨って最初に違和感を覚えた部分である。
YBR125でBMWディーラーに乗り付けたのだが(笑)、
やはり、YBR125とF800GSAのペダルポジションが違うので気になる。
そこで調整してみようと思った次第が、ないのである、調整する機構が。
おいおい、20万でお釣りが来る中華YBRにあって、本体価格165万もするバイクについてないのかよ。
(よくよく値段を並べると、一生分のYBRが買えそうな値段である。)
そのうち体が慣れますよ。とか、社外品ならありますよ。なんてディーラーには言われた。
その時は、複雑なギミックを廃止して、単純化することで、強度・信頼性を上げてるんだと自分に言い聞かせましたw。
(ただ、シフトベダルはものすごいヒョロくて、強度なさそう・・・。→曲がるから折れないのだと、今は自分に言い聞かせてる。)
そして、現在、ディーラーに言われたように、「体が順応して、慣れました」
・カウルの塗装がチープ
ダミータンクのカウル部分の淵の部分ですが、気づいたら塗装が一部剥がれてた。最初から?と疑問に思うも、
自分で傷つけたという可能性も否定出来ないため、ディーラーには話していない。
やっぱ、鉄のタンクの重厚感とかのほうが、しっかりしててカッコイイな、なんて思ってしまいます。R1150GSとか。
それはそれで、重いとか文句でますけど。
・サイドスタンドは、長すぎて短い
1.荷物が多い時の問題
キャンプツーリングもするため、サイドスタンド用のかまぼこ板は常に持ち歩いていますが、
GSにのったら、エクステンションと思っていたので、ツラーテックのを装着しています。
ただ弱点として、サイドスタンドの回転半径が大きくなるんですよ。これが地味に効いてきます。
別に荷物が少ない時はいいんですよ。問題はキャンプツーリングの時!当然リヤは荷物がいっぱいです。
なんだかんだで荷物は、20kg位あるんではないでしょうか。すると、サスが沈みます。(脚付きが良くなって、両足かかとまで着く!)
するとすると、サイドスタンドの回転軸も下がるので、結果として、サイドスタンドが長すぎて、地面に引っかかるんですよ。
サイドスタンドが地面に引っかかって、立ちごけすること、2、3回。
最近では、少しずつクセというか、大型バイクの取り回しがわかってきて、だいぶ安定してきましたけどね。
コツとしては、ハンドルを左いっぱいに切った状態で、サイドスタンドを操作することです。
理屈は、ハンドルを左に切れば、バイクが右に少し傾いた状態でバランスが取れるので、サイドスタンドの動作範囲が確保出きるからです。
2.地面が傾いている時の問題
上記の問題は、解決の糸口が見えてきてますが、この問題がかなりの曲者です。
ちょっとの右下がり、左下がりでも、すごく敏感に反応します。
アドベンチャーとか言いつつ、かなり停車位置を制限されるため、友達にバカにされてます。
ただ、最近思うのは、左下がりの場所に停めて、斜体がすごい傾いてもなんだかんだで倒れたりする訳ではないと感じてます。
OFF車系ってこういう傾向があるらしいですし。ただ、車体を起こすのが大変なんですけどね。
最悪、かまぼこ板を轢いて、地面をオフセットするしかないです。
なお、右下がりは・・・。頭から入れるか、バックで入れるかで、左下がりにすること!
・力強い、低回転時のトル...ク.......?
YBR125で教習所に向かい、教習車のCB750に乗り換えた時の、パワー、トルクには、最初ぶったまげる程でした。
4気筒でこれってことは、2気筒800ccって、バケモンみたいなトルクになるんではないかと思ってましたが、
いざ、納車されて乗ってみると、低回転時のトルクが、「あ、あれ・・・?」って感じが否めないです。
YBR125乗ってた直後にCB750に乗ることで、体感的にすごくトルクを感じたのもあると思いますし、
キャブ車と最近の燃費至高主義みたいなFIのセッティングによるものもあると思います。
細い道とかトコトコ走るの好きなんですが、YBR125の時のような、下から回して行くような乗り方ができないんですよね。
となると、必然的に回転数を上げて走らなくてはいけないので、トコトコしたいのにエンジンは回さなきゃいけない
という状況になってしまい、気持ちがトコトコできないというか、回転数高くて落ち着かないというか、
なかなか言葉に表すには難しいですな。
そんな時、ツラーテックでブースタープラグなるものを発見しました。
外気温ごまかして、燃料濃くするそうな。
ただ、そんなことしたら、濃くなりすぎて、プラグ真っ黒とかにならないかな?と思いつつ、導入してみました。
結果、確実に効果は出ます。2000rpmぐらいでの粘りがだいぶ変わったと思います。
まぁ理想のトコトコ具合とまでは行きませんけど、試してよかったと思ってます。
そろそろプラグ交換なので、その時、真っ黒でないことを祈ってます。